フローリングのホコリや髪の毛、毎日のお掃除どうしていますか?
「クイックルワイパーがあれば掃除機はいらないかな?でも、本当にキレイになるの?」と心配がありませんか?
今回は、「掃除機をかけない」生活は本当に可能なのか?
クイックルワイパーだけでどこまでキレイにできるのか?結局掃除機は必要なのか?という疑問に徹底的に答えます。
1. 「掃除機をかけない」という選択肢:クイックルワイパーのメリット・デメリット
メリット
- 手軽さ・時短
サッと取り出してすぐに使える - 静音性
時間帯を気にせず使える - 軽量・コンパクト
収納場所に困らない - 電気代不要
ランニングコストが低い - フローリングに優しい
傷つけにくい
デメリット
- 吸引力
細かいゴミや奥のゴミは苦手 - 絨毯・カーペットへの対応
不向き - ゴミの処理
シート交換の手間、ランニングコスト - 広い範囲の掃除
時間がかかる場合がある - アレルギー対策
吸引しないため、舞い上がったハウスダストは残る可能性
2. クイックルワイパーでどこまでできる?実践的なお掃除方法とコツ
クイックルワイパーのシートには、ドライシートやウェットシートなど、種類がたくさんあります。
また、掃除する場所や用途に合ったシートを使うことで、効率的な掃除ができます。
フローリング
フローリングにはドライシートとウェットシートがあります。
基本的にはドライシートを使って、汚れやべたつきが気になる場合はウェットシートも使うときれいになりますよ。
ウェットシートを使うときは、先にドライシートで大方のほこりを取ってからにしましょう。
先にウェットシートを使ってしまうと、ほこりを床に塗り広げることになってしまいます。
ドライシート
- 目的
普段の掃除、ホコリ、髪の毛、ペットの毛などの乾いたゴミの除去に最適です。 - 効果
マイクロファイバーなどの素材で、細かいホコリやゴミを絡め取ります。静電気を利用して吸着するタイプもあります。 - タイミング
掃除機をかけるほどではないけれど、床の表面のゴミが気になるときに手軽に使えます。
ウェットシート
- 目的
軽い油汚れ、皮脂汚れ、食べこぼしなど、水拭きで落としたい汚れの除去に適しています。除菌や消臭効果のあるものもあります。 - 効果
洗浄成分を含んだシートで、汚れを浮き上がらせて拭き取ります。 - タイミング
汚れが目立つときや、床のベタつきが気になるときに使用します。
畳
畳はデリケートな素材なので、水気を嫌います。
基本的にはドライシートを使いましょう。
【注意点】
畳の目に沿って使うこと
畳には「目」と呼ばれる繊維の方向があります。
必ずこの目に沿って、力を入れずに優しくワイパーを滑らせます。
目に逆らって拭くと、畳の表面を傷つけたり、繊維の間にゴミが入り込んだりする可能性があります。
そうは言っても、畳の表面のべたつきや汚れが気になるときもありますよね。
その時は必ず畳専用のウェットシートを使うか、固く絞った雑巾で水拭き・乾拭きします。
そして、畳を乾燥させるために窓を開けて換気しましょう。
畳の拭き掃除は晴れた日にするのがおすすめです。
畳用のウェットシートじゃないといけないのは、含まれている薬剤によっては畳に合わず、黒光りや変色の原因になるからです。
壁・天井
壁や天井も、ドライシートでほこりやゴミを取り除くこともできます。
ウェットシートは壁・天井の素材を確かめたうえで使いましょう。
家具のすき間など
家具のすき間、引き戸のレールの溝などは、ハンディタイプを使うとゴミが取りやすいです。
また、毛足の長いシートもあり、凹凸や溝掃除も一度にできます。
3. 徹底比較!クイックルワイパー vs 掃除機:あなたのライフスタイルに合うのはどっち?
クイックルワイパーがあれば掃除機はいらないのか?という疑問には、「ライフスタイルによる」という答えが最適です。
ではどんなライフスタイルならクイックルワイパーだけでもいけるのでしょうか?
掃除機があった方がいいのはどんな人でしょうか?
クイックルワイパーでもいける人
- 部屋が狭い
- フローリングが中心
- 毎日こまめに掃除したい
- 音を気にせず掃除したい
- 初期費用を抑えたい
掃除機があった方がいい人
- 家族が多く、ゴミが多い
- 絨毯やカーペットが多い
- アレルギー体質の人がいる
- 短時間で広範囲を掃除したい
- 細かいゴミをしっかり除去したい
4. 掃除機なし生活を送るための工夫
クイックルワイパーをメインで使い、掃除機なしで部屋をきれいに保つためにできることを紹介します。
用途に合ったシートを使う
クイックルワイパーのシートにはさまざまな種類があります。
選び方のポイントを簡潔にまとめました。
- ドライかウェットか
基本はドライ、べたつきなどにはウェット。 - 吸着力/拭き取り力
取りたい汚れの種類や程度で選ぶ。 - 床材
使用する床材に適したシートを選ぶ (畳用は注意)。 - 機能
除菌、消臭、香りなど、必要な機能で選ぶ。
ほうきとちり取りを使う
クイックルワイパーと一緒に、ほうきとちり取りがあれば、さらに掃除がしやすくなります。
ほうきはクイックルワイパーに比べてどんな点がいいのか紹介します。
1. 広い範囲の掃除に強い
- ほうき
広範囲の床面を効率的に掃き出すことができます。
特に砂利や落ち葉など、ある程度の大きさや重さのあるゴミをまとめて移動させるのに優れています。 - クイックルワイパー
シートの吸着面積に限界があるため、広い範囲を効率的に掃除するにはシート交換の手間がかかります。
2. 細かい隙間や凹凸のある場所の掃除が得意
- ほうき
毛先が細かく、床の溝やタイルの隙間、カーペットの奥に入り込んだゴミを掻き出すことができます。 - クイックルワイパー
平面的なシートのため、細かい隙間や凹凸のある場所のゴミを完全に除去するのは難しい場合があります。
3. 濡れたゴミや重いゴミに対応できる
- ほうきとちりとり
濡れたゴミやある程度の重さのあるゴミ(こぼした土や砂など)、お皿を割って床に散らばってしまった場合など、ほうきで集めてちりとりで回収できます。 - クイックルワイパー
大量の濡れたゴミや重いゴミを処理するのは困難です。
シートが破れたり、水分を吸いきれなかったりする可能性があります。
掃除の頻度を上げる
ほこりなどが溜まってしまい、塊になると、クイックルワイパーだけでは掃除しきれなくなります。
こまめに使ってほこりやゴミが溜まらないよう、気づいたときにサッと掃除しましょう。
物を減らす
床に置くものが少ないほど、掃除が楽になります。
ものをどかすのが面倒だと、掃除をするのが億劫になってしまい、クイックルワイパーでは対処できなくなります。
クイックルワイパーで掃除しやすい部屋にしましょう。
5. 結論:掃除機は本当に必要?クイックルワイパーとの上手な付き合い方
クイックルワイパーだけで掃除が十分かどうかはライフスタイル次第で変わります。
- あなたのライフスタイルや住環境を改めて考え、どちらがよりメリットが大きいかを判断する
- クイックルワイパーと掃除機を併用するという選択肢もある
- もし掃除機を購入する場合、コードレス/キャニスター/ロボットなどがある
そして、クイックルワイパーは手軽さと静音性が魅力ですが、吸引力や絨毯への対応には限界があります。
なので、クイックルワイパーをメインにするなら、
- 用途に合ったシートを使い分ける(ドライ・ウェット、素材、機能)。
- ほうきとちりとりを併用して、大きなゴミや隙間のゴミに対応する。
- こまめな掃除を心がけ、汚れが溜まる前にサッと拭く。
- 床に置く物を減らし、掃除しやすい環境を作る。
など、このような工夫をしましょう。
クイックルワイパーだけでも一定の清潔さを保てますが、ゴミの量や種類によっては掃除機が必要になる場合もあります。
ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な掃除方法を選びましょう。